第一金融ソリューション事業部に所属する藤川 真は、2023年1月、キャリア採用でクレスコへ入社。学生時代のアルバイト先で料理長にまで昇りつめた持ち前の探求心と向上心で、未経験ながら、自身が希望した技術分野の開発案件で、サブリーダーとして活躍しています。そんな藤川の軸について迫ります。

前職の経験と新しく習得した技術で、顧客企業の業務を支える

▲開発チームのメンバーと一緒に(藤川は写真右から2番目) 

 

現在藤川は、金融業界向けの社内システム更改案件に、サブリーダーとして携わっています。

藤川:「顧客企業の社員の方が業務で使用するPCのメンテナンスや、アップデートの対応を行っています。社員の方が今よりも業務を効率的に進められるように、PCにどんなアプリケーションを入れるか、どんな設定にするかを決めて、PCに適用させていきます」

前職でもエンジニアをしており、キャリア採用でクレスコに入社した藤川ですが、今の案件は新しいことが多いと言います。

藤川:「ひとつはスピードです。3カ月ごとに更改を行うのですが、前職では年単位の開発が多かったので、3カ月というスパンはすごく速く感じます。更改のほかに、別の開発業務にも携わっており、速く正確な業務が求められるため、自動化ツールを採り入れてヒューマンエラーを防止するなど、メンバーの負荷を減らす工夫もしています」

新しいことのもうひとつは、未経験の技術分野に携わっていることだと、藤川は続けます。

藤川:「前職での経験はすべてUNIX系でしたが、私はWindows系をやってみたいと思っていました。キャリア採用はこれまでの経験や技術を期待されることが多いものなので、クレスコに入社して、私の要望通りに今のWindows系の業務に配属されたときは、内心驚きました。

 

もちろん、やりたいと言ったからにはできるようにしないといけないので、技術や知識の習得は積極的に行っています。インプットしたことが業務で生かせたときは何とも言えない楽しさを感じます」

クレスコに転職して新しい経験をしている藤川ですが、前職の経験も生かしています。

藤川:「今の案件はOSなど、システムを動かすITインフラの技術の中でもPC本体の基盤となる部分を扱うことが中心ですが、私は前職でネットワークの知見を得ることができたので、ネットワーク関連のサポートもできるようになりました。私以外のメンバーも対応できるように、チーム内で教育活動も行っています。チームで対応できる範囲が広がれば、顧客満足度向上にも貢献できると考えています」

さまざまな分野に挑戦するために、転職を決意

▲メンターとの交流は今も続いている(藤川は写真左) 

 

藤川が本格的にITの世界に入ったのは、社会人になってからでした。

藤川:「大学時代は生化学分野の学部に所属していました。親戚が製薬業界で働いていて興味があったのと、私の趣味が料理なので、食品関係のことも学べるのでは、と思ったからです」

そんな藤川は、大学での自由選択講義でITと出会いました。

藤川:「プログラミングでゲームを作るという講義があり、おもしろそうだと受講しました。そこで初めてコードというものに触れ、自分の書いたコードで画面上のものを動かせたことに、すごく感動しました」

こうして就職活動では、IT業界の中でも「開発業務ができる企業」を探し、前職に入社。希望通り、官公庁や大手通信会社などのシステム開発に従事しました。

藤川:「いろいろなお客様の案件を経験しましたが、技術分野としては、メールのセキュリティに関することが続いていて、もう少し広い経験を積みたいと思っていました。それを実現する手段の中で一番効果的なのは転職だと考え、転職活動を開始しました」

転職活動を進める中で、やりたいことに挑戦できる気風、環境、制度があると判断し、藤川はクレスコへの入社を決めました。

藤川:「実際にWindows系の案件に配属させてもらえて、やりたいことに挑戦することができています。

 

また、入社して最初に思ったことは『明るい会社だな』ということです。みなさん人柄がいいので、とにかくコミュニケーションが取りやすかったです」

また、藤川にとって“メンター”の存在も大きかったと言います。

藤川:「クレスコには“メンター制度”という、入社してきた社員に対して、別部署のメンターがサポートするという制度があります。新卒入社、中途入社どちらもメンターがついてくれるのですが、中途入社社員のメンターには中途入社の社員をつけてくれるので、中途ならではの話もできてありがたいです。月に1回の面談だけでなく、チャットでちょっとした相談もさせてもらいました。困ったときにチームメンバー以外にも相談できる人がいる、ということはすごく心強かったです。今でも時々一緒に飲みに行って近況を報告しています」

「やるからには徹底的に」学生時代に培ったプロ意識を発揮

▲アルバイトに熱中した学生時代(藤川は2段目一番右)

 

藤川は、「やるからにはトップになりたい」と考えていると言います。

藤川:「何かを始めたら最後まで徹底的にやりきりたいと考えていて、大学時代の飲食店でのアルバイトにはいろんな面で打ち込んできました」

アルバイト先では厨房を担当していた藤川。4年間のアルバイト生活で、その店舗の料理長にまで昇りつめました。

藤川:「料理長になると店舗全体を見るようになるので、お客様とコミュニケーションをとることもありました。その中で、お客様がイマイチな表情をされているのを見たときは心苦しくて、より良いものを提供するにはどうしたらよいかと考えていました」

さらに、大学の授業でITにハマった藤川は、アルバイト先の課題を解決するシステムを自作したこともありました。

藤川:「使用していた発注システムが使いづらくて…。それなら自分で作ってみようと、1カ月ほどかけて発注システムを作り、バイト先に提案しました。もし採用してもらえたら、フィードバックをもらって、どんどん改良しようと思っていたのですが、採用されませんでした。でも、システム開発を仕事にしてみたいと思った大きなきっかけになりました」

このような藤川のプロ意識は、業務でも発揮されています。

藤川:「『お客様により良いものを提供する』ことをテーマにしています。成果物の品質向上はもちろん、言われたことだけでなく、プラスアルファの提案ができるように、サポートできる範囲を増やしていきたいと考えています」

より良いものをつくるために、挑戦と努力を続ける

▲第一金融ソリューション事業部 システムエンジニア 藤川 真

 

やるべきことはとことん追求する藤川ですが、「新しいことにも取り組みたい」とも言います。

藤川:「転職活動のきっかけもそうでしたが、IT全般を経験してみたいと考えています。

 

ただ、実際の業務については、当面続けていきたいですね。日々いろいろな技術が出てくるので、その技術を使って業務をもっと効率化できないか、もっと品質を高められないか試してみたいです」

そんな藤川の想いを現実にするために、クレスコという環境をもっと活用していきたいと続けます。

藤川:「社内の勉強会や研修が充実していて、やる気次第で新しいことに挑戦し、成長できる環境が整っていると思います」

そんな藤川が今後挑戦したいのは、生成AIやRPA(※)と言います。
※RPA:Robotic Process Automationの略で、人間がコンピュータを操作して行う作業を、ソフトウェアによる自動的な操作によって代替すること

藤川:「生成AIはホットな技術ということもありますが、どちらも効率化という面で気になっています。ただ、インプットとしては、社内で実施している、最新技術を学べるセミナーに参加したくらいで、まだまだ理解不足な部分が多い状況です。なので、今すぐではなく、長期的な視点で今後やってみたいと思っています」

どんな場面でも常に上を目指すプロ意識と、お客様やユーザー視点を忘れないホスピタリティを持ち、常に向上心高く取り組んでいる藤川。より良いサービスをより効率的に提供するための挑戦はまだまだ続きます。

 

※ 記載内容は2024年6月時点のものです。