2023年4月に新卒で入社し、第二ビジネスソリューション事業部で物流業界向けのシステム開発に携わる瀬戸 玲花。IT初心者で知識が少ない状況でも、入社1年目から自分のやりたいことを積極的に発信、またコミュニケーションを活発に取り、自己研鑽に励むことで日々成長を続けています。そんな彼女の経験と、将来の目標に迫ります。

クラウド技術の知識を新たに吸収しながら、物流業界向けのシステム開発に従事

▲部署内のイベントにて(瀬戸は写真右下) 

 

現在瀬戸は、物流業界向けのシステム開発案件に携わっています。

瀬戸:「第二ビジネスソリューション事業部の中でも、私が所属する部署は物流業界向けのシステム開発を担当しています。部員は約30名ですが、案件ごとにチームに分かれていて、私は今お客様と、ビジネスパートナー(クレスコのチームメンバーとして働く他社のエンジニア)の方を含めた、10名程度のチームに所属しています」

業務内容は、送り状発行などの機能がある、法人向けのWebシステムの改修。いくつかのチームがあり、瀬戸のチームは国際物流サービスを担当しています。

瀬戸:「チームによって使う技術が異なるのですが、今のチームではプログラミングはJava、他にもAzureなどのクラウド技術も使います。私はこれまでクラウド技術を経験したことがなかったので、調べたり、勉強したりしながら取り組んでいます」

同じ顧客内でいくつもの案件が並行して進んでいることもあり、日頃からコミュニケーションを大切にしていると瀬戸は言います。

瀬戸:「働き方としてはほとんど在宅勤務なのですが、月1回は部内のコミュニケーションを目的とした出社日が設けられており、そのタイミングで部会などのイベントが行われています。

 

私は、自身の所属するプロジェクト以外のことも知りたいので、出社日にはイベント以外でも機会を見つけて、他チームに所属する方に、現状どういうことをやっているか聞いたりしています。チームが多くある分、自身の携わっているサービス以外にどのようなサービスが開発されているのか、理解しておくためです。」

部署の雰囲気は穏やかだと、瀬戸は感じています。

瀬戸:「主観ですが、上司や先輩との垣根を感じることがなく、質問もしやすくて良い距離感だと感じています。総じて和やかな印象です」

「ITは身近で世の中を支えている」と気付き、文系からITの世界へ

▲アルバイトでの接客の経験は現在のコミュニケーションにも生きている (瀬戸は1列目右から4番目)

大学ではマネジメントやマーケティングを学んでいた瀬戸。アルバイトがきっかけで、ITの世界に足を踏み入れることになりました。

瀬戸:「学生時代、大手アパレル販売店でアルバイトをしていたのですが、そこではデジタル化が進んでいて、RFID(※)で在庫を検索できるシステムが使われていました。はじめは何気なく使っていたのですが、ある時ふと、『これってすごい技術だな』と思ったんです。考えてみたら、『私たちの身近にある、あらゆるものを支えているのがITなんだ』と気づき、そこから興味を持ちはじめました」

(※)RFID:物品のタグなどに識別番号を記録したICチップを埋め込み、無線通信で物品の所在や識別を行う仕組み

こうして就職活動では、3年生の夏休みに、プログラミングインターンシップに参加。瀬戸はさらにITに惹きつけられることになりました。

瀬戸:「まだ明確にIT系への就職を決めていたわけではなかったのですが、可能性を広げようと思い、プログラミングを体験できるインターンシップに参加しました。2カ月という期間の中でHTMLやJavaに触れ、難しさもありましたが、それ以上に、チームメンバーと協力してエラーの対処法を探していくことや、自分が書いたコードで画面上のものを動かせたことが楽しかったんです。結果、就職活動が本格化してからは、それまでメインで考えていたマーケティング系の会社は1社エントリーしただけで、それ以外は全てIT企業を受けました」

瀬戸が数多くのIT企業の中からクレスコに入社を決めた理由は、その環境や雰囲気にあったと言います。

瀬戸:「入社の決め手は二つあります。一つは独立系でありながら、“Creage(クレアージュ)”などの自社サービスも提供していたことです。独立系ならではの柔軟性、そして自社サービスを活用して、お客様に寄り添った提案を行えるということがすごく魅力的でした。

 

二つ目は社員の方たちの人柄です。選考やイベントで社員の方と接した際、みなさん自然体で話しかけてくださったのがとても印象的でした。役員の方との面接の時ですら穏やかな空気感が伝わってきて、『こういう環境で働きたい』と強く感じました」

短期間で複数のチームを経験し、上流工程から下流工程まで経験

▲同期との1枚(瀬戸は左から2番目)

 

クレスコ入社後、瀬戸は同じ物流のお客様を一貫して担当しつつも、複数のチームを経験しています。

瀬戸:「最初のチームは、お客様とクレスコの開発チームをつなぐ、橋渡しの役割を担うチームでした。お客様の要望を開発チームに伝えたり、時には開発業務を手伝ったりするなど、開発チームの業務を進めやすいようにサポートする業務が中心です」

配属から数か月たったタイミングで、要件定義書の作成に挑戦したことがとりわけ印象的だと瀬戸は言います。

瀬戸:「新卒1年目の社員が要件定義書を作成するというのはそれまで聞いたことがなかったので、とても印象に残っています。

 

書き方もそうですが、システムの内容もわからないことばかりだったので、上司に相談したり、勉強会に参加したりしながら、どうにか完成させようと努力しました。最終的には諸事情が重なり、上司がほぼ仕上げて下さったのですが、学ぶことがたくさんありましたし、クレスコはチャレンジしやすい環境で、周囲のサポートがとても手厚いということを実感しました」

次に瀬戸は、それまで橋渡しをしてきた開発チームに参加します。

瀬戸:「それまでのチームの業務内容は、システム開発工程で言うと“上流工程”でしたが、下流工程である開発業務そのもの(プログラム言語を使ってコードを書く作業)のことがわからないと、本当の意味でシステムに合った上流工程ができないと考えていて、上司にも『開発を経験したい』と希望を出していました」

希望通りに開発チームに加わったものの、上流工程とのギャップに、苦労もあったと瀬戸は続けます。

瀬戸:「扱っているシステムサービスは同じですが、業務内容は全然違います。特に私は、まだ設計書も完璧に読めないところからのスタートで、開発で迷った部分をどのように質問すればいいかもわかりませんでしたし、レビュアーの方が外国籍の方で、文化の違いによる認識齟齬も加わって、手戻りを多く発生させてしまいました。それ以来、できるだけお互いの認識を合わせるように心がけています」

その後、瀬戸は法人向けWebサイトの外観を変更するチームに加わりました。

瀬戸:「インターンシップで学んだHTMLを使った業務を行っており、このチームの時に初めてリリースに立ち合いました。私を入れて合計3名という少人数のチームで、開発担当は私だったので、無事にリリースできたときは、『自分がこれまで作成した成果物がちゃんと反映されている』と感慨深く思いました」

チャレンジを後押ししてくれるクレスコという環境で、ステップアップしたい

▲第二ビジネスソリューション事業部 瀬戸 玲花

1年間でさまざまなチームや業務を経験した瀬戸ですが、自分の状況をポジティブに受け止めています。

瀬戸:「移り変わりは激しかったと思いますが、その分学ぶことができていると感じています。私自身、今はいろんな業務や技術を経験して、私に向いているものを見つけ出したいと考えています。その為、今後は、今まで携わってきた、法人向けや国際系のサービスで得た知識を活かしながら、他のサービス、もしくは携わっているサービスの深掘りをしていけたらなと思っています」

やりたいことを発信すれば、それに寄り添う環境がクレスコにはあると瀬戸は続けます。

瀬戸:「挑戦してみたい分野があれば、“ローテーションプログラム”という制度を活用して、他の部署への異動希望を出すことができます。もちろん条件はありますが、成長意欲を実現できる制度があることは、とてもいいことだと思います。

 

また、『何かに挑戦したい』と発信した人に対して、それに応えようとしてくれる人が多いこともクレスコの特徴だと思います。私は、自身のキャリアプランに沿って、やってみたいことを上司によく相談していますが、同じ部署の先輩方も、キャリアプランに沿って、チャレンジされたいことを発信されていると聞きます」

少しずつ、目指す将来像も見えてきたと、瀬戸は言います。

瀬戸:「私が目指すのは開発知識が豊富なコンサルタントです。やはり開発の知識があった方がお客様のニーズに柔軟に応えられると思いますし、提案の引き出しも増えると思うからです。

 

そのために、システムエンジニアとして技術力を高めたり、開発の知識を蓄えたりして成長し、チームのリーダーとしての立場を経験してから、ゆくゆくはコンサルタントとして活躍できればと思っています」

技術力を高めるために、現在はAzureや応用情報技術者の資格取得を目指しているという瀬戸。貪欲に成長を追い求める彼女の可能性は、挑戦を後押しする環境の中で、さらに広がっていくことでしょう。

 

※ 記載内容は2024年7月時点のものです。