大阪事業所に所属する山本 恵(仮名、以下「山本」)。2023年の新卒入社以来、車載セキュリティシステムの開発に携わり、設計から統合テストまでを担当しています。採用イベントへの参加や部会委員など、通常の業務以外でも活躍する山本が、大切にしている価値観などについて語ります。
▲チームの仲間との1枚(山本は写真中央)
現在山本は、車載セキュリティシステムの開発に従事しています。
山本:「自動車のさまざまな機能を制御するECU(※)という装置があるのですが、そのECU同士の通信が安全に行われるためのシステムを開発しています。このセキュリティがきちんと機能しないと、例えば、悪意のある第三者に通信を乗っ取られて、『ブレーキを踏んでも減速不能にする』などの危険な攻撃にさらされてしまう危険性があるので、とても重要なシステムなんです。」
※ECU:Electronic Control Unitの略。自動車内部に搭載される電子基板で、車内の各部を電子的に制御するためのもの。
最近では、サブリーダーの役割も一部担うようになりました。
山本:「新人メンバーやBP(協力会社社員)さんの業務進捗管理を一部担当しています。そこまで大人数というわけではないものの、やはり人によって得意不得意があるので、一人ひとりの特性をしっかり把握しておくことを意識しながら、少しずつマネジメントを学んでいるところです。」
2025年からは、CA(キャリアアドバイザー)として、クレスコの採用活動にも携わっています。
山本:「最初に打診された時は、『私にできるかな?』という不安も少しありましたが、それ以上に声を掛けていただけたことが嬉しかったですね。
私の拠点は大阪なので、人事の方と一緒に関西で行われる採用イベントに参加したり、学校訪問をしたりして、先輩社員として会社の魅力などをお話しさせてもらっています。そのときに私がよく言うのは、クレスコはとても自由度が高いということです。
例えば『こういう資格を取りたい』とか『今期はこれを目標として頑張りたい』と言えば、だいたい背中を押してもらえます。また働き方の面でも、フルフレックス制度を活用して、もちろんタスクの調整をしながらではありますが、遅めに出社したり早く帰ったりもできるので、私自身、本当に自由に働けていると実感しています。」
▲学生時代の学園祭にて(山本は写真後列右から3番目)
大学では数学科を専攻し、統計学について学びました。
山本:「小さい頃からパズルや数独など頭を使う遊びが大好きで、小学校でも一番得意な教科は算数でした。答えが一つに決まるところが好きなんだと思います。逆に、答えが何通りもある国語の読解問題は苦手でした(笑)。
ただ、やはり数学科を専攻する人は少なく、大学全体でも50人ほどしかいませんでした。女性は片手で数えるくらいでしたね。」
就職活動では早い段階からIT業界に絞っていたと言います。
山本:「大学で学んだ統計学を、必ずしも直接的に仕事に活かしたいという感じではありませんでしたが、小さい頃から変わらない、『頭を使うことが好き』、また『論理的に考えることが得意』という部分が生かせそうだと思い、IT業界を志望しました。
何社かIT企業を見た中で、面接の雰囲気が一番穏やかだったのがクレスコでした。本当にフィーリングとしか言えないのですが、面接で自分が受けた印象を大切にしたいと思い、クレスコに決めました。入社後もギャップが全然無いので、『当時の直感を信じて良かったな』と感じています。」
入社1年目は、日々“小さなこと”から成長を実感できた1年だったと振り返ります。
山本:「はじめは本当に何にもできない状態からのスタートだったので、“できることが増える”ということがただただ嬉しかったことを覚えています。“昨日はできなかった資料作成を一人でできるようになった”とか、“先週まで知らなかった技術を使ってプログラムを動かせた”とか。一見小さなことですが、そういうことを積み重ねながら、成長を実感していた新人時代でした。
入社して感じたのは、チームで連携したり、人とコミュニケーションを取りながら進めたりする仕事が、思ったより多いということです。少なくとも、一人で黙々と作業を続ける仕事ではないことは、いい意味で想像と違っていました。」
▲決意表明会で投影した資料。ストレートに楽しさが伝わってきます。
年度末に入社1年目の社員が所属本部の先輩方の前でスピーチを行う“未来に向けた決意表明会”で、山本は最優秀賞を獲得しました。
山本:「『こんなことを頑張りました』とか『こんなエンジニアを目指します』といったことを語る社員が多い中、私は『見聞きすることすべてが新しく、とにかく楽しい1年だった』というようなことを話したと記憶しています。」
壁にぶつかったり悩んだりすることも珍しくない入社1年目に、「楽しくて仕方ない」と感じられた背景には、二人の先輩社員の存在がありました。
山本:「配属先のリーダーと、OJTのサポート役である現場指導員のお二人が、仕事面はもちろん、人間的にもとても尊敬できる方でした。私にとって決意表明会は、このお二人へ感謝の気持ちを伝えることが最大の目的だったと言っても過言ではありません。」
2人のどのような点を尊敬していたのでしょうか。
山本:「まず、私を含め、メンバーのことを常によく見てくださっていましたね。例えば、何か仕事を任せてくださるときも、その時点での“私のできること”+“もうちょっと頑張ればできること”を振っていただいたり。私の状況も見つつ、プラスアルファで成長の機会も与えていただけたことに、今も非常に感謝しています。
リーダーの方とは今も同じ案件に関わっていますし、現場指導員の方も、育成期間が終わってからもこまめに声を掛けてくださいます。ずっと尊敬する先輩たちです。」
入社2年目では、今度は自分が現場指導員として新人の育成に関わりました。
山本:「いざ自分がその立場になってみると、育成の難しさがよくわかりました。指示を一つ出すにしても、どこまで具体的に伝えればいいのか、とか。試行錯誤の連続でした。育成期間は終了しましたが、担当した子が頑張っている姿を見ると、やっぱり嬉しいですね。」
▲大阪事業所 山本 恵(仮名)
在籍する大阪事業所では、部会委員としても活躍しており、社員同士の親交を深めるための企画を行っています。
山本:「月に一度、お客様先に常駐している社員も含め、大阪事業所の社員全員が集まる出社日があり、そこで事業所の現状などについて共有し合うのが部会です。私は部会委員として、普段あまり顔を合わせない社員同士のコミュニケーション機会を作るための企画を担当しています。
これまでに実施した企画の中で、紙飛行機大会は特に好評でした。4人1組となり、1人1折りで順番に折っていき、3ターンくらいで完成させて、一番遠くまで飛ばしたチームが勝ちというゲームです。折って、飛ばして、検証して、また折って・・・というプロセスがアジャイル開発に通じる、ということで企画したのですが、予想以上に盛り上がり、多くの社員さんから『あの企画は良かったね』と言ってもらえました。」
業務外の懇親会でも、数々の企画を実施してきました。
山本:「これまでに麻雀大会やダーツ同好会、日本酒を飲みに行く会などを開催しました。大阪事業所は基本的に静かな方が多く、オフィスも落ち着いた雰囲気なんですが、そのような会にお誘いすると、割と多くの方が参加してくださるので、一気に賑やかになりますね。」
各種イベントの企画・運営に率先して参加する背景には、山本が大切にしている価値観が影響しているようです。
山本:「1年目の私がとても楽しく働かせてもらったように、やっぱり職場は楽しいものであってほしいし、一緒に働く人たちもそう感じてほしいと常に思っています。私はもともとコミュニケーションが下手だし苦手なので、実は、企画を立てるのにも毎回勇気が要るのですが、これも仕事を楽しむプロセスのうちだと思って続けています。」
新人時代、仕事の楽しさを余すことなく教えてくれた上司や先輩のようになることが当面の目標だという山本。自身が受け継いできたバトンを、今度は後輩たちに渡す番です。
※ 記載内容は2025年12月時点のものです。